低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

ちょっと弱音……。

 

明日はいよいよ単行本の発売日です。

単行本の発売を周知するためにも事前にいろいろ発信をしようと企んでいましたが、全然手をつけられずに今日になってしまいました。

配信したり、カウントダウンのイラストを描いたり、ホームページを充実させたりやってみたいことがたくさんあったんです。

 

「まじです!」の動くイラストを作ったりもしたかったし、

アナログイラストも描きたかったし。

 

でも今月分のネームが全然出来上がらなくて、それどころでなく……。

今もページが真っ白でちゃんと描き上げられるのか不安です。(毎月そうやってなんとかしてきたので大丈夫なはずですが……)

 

漫画を難しく考えすぎなのでしょうか。

この苦しさも痛みも、今よりずっと理想高くやりたいことがあって、それを実現させようともがいている証拠なのかもしれません。そうであってほしいです。

調子がいいときなんて本当は人生のほんのちょっとしかなくて、良くも悪くもない期間と調子が悪くうまくいかない期間が大半を占めているのかもしれません。わたしはすぐに最高のときの自分を基準に考えてしまいがちなので、ちょっと思うようにいかないと物凄く凹みます。いつも自信がないし、人から褒められても受け入れることができません。だからといって自己肯定感が低いわけでもなく、自分にできることはなんでもやって役に立ちたいと常に願っているのです。それが押し付けになって人に迷惑を掛けたり嫌がられたりすることもあるので、何をやってもプラス面とマイナス面が働いてしまうのだなと思いました。

わたしのこのような謎の内的葛藤は作品中のキャラクターの運命によい作用を及ぼしてくれると思います。

キャラクターがお話の中で自分の幸せを見つけたり、誰かを幸せにする方法を見つけたりすることが廻り廻って読者さんが元気になるきっかけの素になるかもしれません。それを実現させるためにわたしが悩んだり苦しかったりするのは当然かもしれません。辛さや苦しさ、痛みを味わう時間は必要不可欠なのかもしれません。(だからって苦しいツライなんて言うなよ見せるなよとも思うのですが、こうして書かないともう逃避してしまいそうで…)

でも辛いことが普通だとわかったので、またしばらくがんばれそうです。

まじめだけど、したいんです! (5) (ジュールコミックス)

まじめだけど、したいんです! (5) (ジュールコミックス)

  • 作者:嘉村 朗
  • 発売日: 2020/09/17
  • メディア: コミック
 

 描くひとは辛いことが普通でも、作るものはノーテンキが一番★(笑)

「まじです!」も「ちっかの」も明るく元気な楽しい漫画を目指しています。