低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

ひとりごと/闇のいきもの

※思うままに書いたので繋がりとか結論とかない文章。メモ。

「ひとの心の暗い部分とかつらい体験はそのひとに深みを与えるものだよ」みたいな言葉を聞いたことがあるけれど、自分がひとであることを誇示するために自分の邪悪な部分とかをわざわざ見せることもないと思ったりするんだー。

極端な話になると陽気なこととかポジティブな発言ばかりしてるひとを「胡散臭いやつ」みたいに思ったりするひともいるし…。そう言いたくなる気持ちはわからなくもないけれど…。見た目や言動だけでその人のなんたるかを一瞬で判断しようなんて、白黒はっきりさせられないものを許せないって感覚くらい鈍感すぎると思うぜ。

けれど、第一印象で甲乙つけられてしまうような世の中だったりしますので、
他人がどんな人間かなんてわかんないんだよ結局。
だからわたしは「君がよくわからないよ」と思いながら
「いま」、「目の前にいる」あなたをよく見てどんな人間なのか知ろうとし続けるしかないみたいです。

それがある意味、差別しないってことなのかもネー。
「いま」「目の前にいる」ものしか見ないのだから。
なにとも比べたりしないから「差」なんて生まれようがないって状態――…。

……。





闇のものは闇の中に置いておけばいいんだよ。
光さす場所まで引っ張り出すものじゃなくて、
光の場所に空いた穴から真っ暗な世界をそっと覗く程度でいいんだよ。
闇の生き物はたぶん引きずり込んだりしないよ。
ただそっとそこにいるだけだよ。。。