低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

「問い」に出会うたのしさ

■ザ・インタビューズを利用しながら思ったことをメモ。

「問い」を投げかけられるとか
「問い」に出会うというのは
考え事好キーな人には結構楽しい体験だと思いました。

投げかけられた質問について純粋に向き合ったとき、
問うた人の意図とか期待とかはとりあえず横に置いておいて
問いについて考えていると一言では言い表せないような
考えとか想いとか理屈とかアイディアが
同時にどこからか流れでてくるような気がします。


「何色が好きですか?」
という何気ない会話にでてくるような問いさえ
底の見えない楽しさが広がっていました。

わたしはこの世で見ることができるすべての色を愛していますがあえて言うなら白が好きで、でも白と言ってもまた数えきれないほどのグラデーションと組み合わせがあるわけで貝殻の表面の白と内側の白はまた違う質感を携えた白であって、それがまたおもしろいのだけれど、どちらも同じ成分で出来た貝殻なのになんでこんなにもちがうんだろうな〜〜とか、細々した違いについてひとつひとつ喜んだり褒めたりしたいわけです。で、結局何色がすきだって答えたらいいのかなあ〜〜なんてぼやぼや考えるのです。そうしているうちに白色というものへの感覚がどんどん磨かれていくような気もしてきます。自分にとっての色の持つ意味とか、自然に存在する色どうしの組み合わせについて見る目が変化します。散歩するときの意識も変わり、絵を描くときの色の選び方も変わりました。

……とにかく、
わたしは「問い」に遭遇する体験に感動したのでした。

わたしはこうやって永久問答して遊んでいたい…。
(こういう感覚を愛するとき、「自分がマインドマップとかフラクタルとか好きなわけだよ…」と思わずにはいられません。。。笑)


なんだかここまで書いてきてなんですが、
自分の頭が子供っぽくてちょっと恥ずかしくもありますね。。。
両親が死ぬ時のことを考えて眠れなくなっている子供みたいで…(^-ω-^)