こんにちは、嘉村 朗です。
ぬか床の世話を始めて2週間が経ちました。
旨み用の昆布を大きいまま埋めていますが混ぜにくいので細かく刻んでみようと思います。煮干しはすっかり溶けてなくなりました。面白いです。
不思議とフルーティーな香りに変化しているように思います。まだまだ塩っぱい漬物ですが毎日少しずつ香りが変化しているので面白いです。
「そもそも美味しいぬか漬けはどういう味なんだろう?」
「どういう漬け方をしたら美味しいと言えるんだろう?」
「漬物屋さんでぬか漬けを買って食べてみたらわかるかなあ?」
と正解の味を探そうとしていましたが、
カレが「目の前のぬか床よく観察して変化を楽しむだけでもいいのでは?」と言ってくれました。
まずは目の前にある現物をじっくり見ること。
漫画に対する自分と通じるものがあるなぁとハッとしました。
すぐに「自分に何が足りないんだ」とか、「どんな漫画を描けばいいんだろう」とか正解ばかり探そうとしていたことをぬか床にも要求していました。
↑ぬか床には乳酸菌や酵母が住みついている。それらが食材を分解する過程のなかで、我々が美味しく感じるタイミングで取り出すと「美味しく漬かった食べ物」として喜ばれる。
すでに自分ができていること。
何が得意で、何を楽しくできる人なのか。
そこから始めればいいだけなんだなと思いました。