低徊趣味ぶろぐ

漫画家・嘉村朗のブログ

人間関係でつらいことがあったとき、どのように乗り越えられていますか?

「人間関係でつらいことがあったとき、どのように乗り越えられていますか?」

お手紙で「人間関係でつらいことがあったとき、どのように乗り越えられていますか?」という質問をいただきました。

ご本人にはまた後で個別にお返事しようと思っていますが、自分でも考えてみたことがあるのでブログにも書いておきます。

具体的にどのような人間関係のお悩みなのか分からないので、お手紙を読んで感じたことを書いておきます。

 

つらいことを「乗り越えるものだ!」と考えない人もいる。

つらいこと、大変なこと、目の前の課題。

それらに努力と工夫で「乗り越える」という感覚をお持ちのかたなのかなあと思いました。

そういうバイタリティを持ってこれまで頑張ってきて成果を上げてこられたのかもしれませんね。

だからこそ「つらいことがあったら、どうやって乗り越えたらいいのかな?」と考えるし、なんとかしようと悩んでしまうのかもしれませんね。

 

驚くべきことに、この世にはつらいことがあっても「乗り越えよう」なんて発想を最初から持たないひとが大勢います。

「保留にしておこう…」なるようになるだろ派

「はやくスッキリしたいからいっちょ正面からぶつかって分かり合おうじゃん?」スパークして悩みを焼き尽くす派

「我慢して耐える……」溜め込む派

「気づかないフリして自分のことだけ頑張ろー」他人にあまり興味ない派

「私が力になれる部分だけ協力しよう」ほっとけない世話焼き派

 

わたしの場合は状況を完全に把握するまでニヤニヤして話を聞くスタイルです。「ヘラヘラやり過ごす派」であり、「相手の思考と感覚を完全に理解したい派」かも。

だからでしょうか、「ドライ」とか「冷たい」とか言われることもありますし、理解してもらえないこともありますが、それがわたしなりの優しさなのです。深刻な顔をせずに、とにかく気の済むまで自分の中にある言葉を聞いて欲しいと思うから、ひとにもそうしてしまうのです。

ひとによって優しさの表現方法が違うんですよね。

 

 

自分がどんなやり方、どんな考え方、どんな人間関係の作り方をすればいいかは本人だけにしかわかりません。

いろいろ試して工夫を重ね、独自に作っていくしかないんですよね。だから超絶面倒くさいし、人間関係の攻略方法とか漫画やドラマの定型句に自分を当てはめてみたりして「自分は何か変なのかも……」「うまくできない自分は間違ってるのかも……」と余計に悩んでしまう(T_T)

手っ取り早くモヤモヤを解決する薬やレシピが欲しいだけなのに!

 

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結論:自分の「したい気持ち」を大切に

人間関係の問題は何がひとを苦しめるのでしょうね。

対人関係のなかで自分らしくいられないことが苦しいのかなあ……。

 

わたしの場合は、「本当に思っていることを話すひとがいない状態」とか、「取り繕った態度と会話しか存在しない場所」が死ぬほどつらいです。

 

自分らしくいること、

素直であること、

自分自身に嘘をつかないこと

 

それが人生をうまく進める方法なのかなあ~と思うこの頃です。

 

漫画でも「どうして自分らしくあることが大事なのか」を描いていけたらいいなあと思っています。

 

自分らしさを積極的に使っていかないと自分の才能に気がつくチャンスもそれだけ減ります。

わたしは自分らしく振る舞っているひとが大好きです。

自分らしさが発揮されている瞬間は雰囲気がのびのびとしていて、「どうかこれからもそうやって生きて~」と祈ります。本当です。